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M.A.Malek*; N.A.Chowdhury*; 松橋 信平; 橋本 昭司; 久米 民和
Mycoscience, 35, p.95 - 98, 1994/00
セルロース廃棄物の有効利用を目的として、バガス及び稲わらの放射線と発酵処理について検討した。これらの試料の微生物汚染は著しく、稲わらからは放射線抵抗性の赤色の細菌も検出された。糸状菌の殺菌は10kGyの照射で十分であったが、滅菌のためには30kGyの照射が必要であった。米ぬかを3%添加し、水分含量を65%として調製した滅菌[30kGy照射]培地を用いて、糸状菌による発酵試験を1ヶ月間行った。用いた8種類の糸状菌はいずれも良く生育し、特にFavolus,Arcularius,Hericium,erinaceum,Ganodermo,lucidum及びCoprimes cinereusによる分解が著しかった。
N.A.Chowdhury*; 松橋 信平; 橋本 昭司; 久米 民和
JAERI-M 93-074, 40 Pages, 1993/03
照射と他の処理法との組合せによるセルロース質廃棄物の酵素消化性について検討した。サトウキビバガス及び稲わらの粗繊維(CF)、酸溶媒不溶繊維(ADF)、中性溶媒不溶繊維(NDF)の量は、各種処理法により変化した。各種処理法の中で、アルカリ処理が酵素による繊維の加水分解に最も効果的であった。照射とアルカリその他の組合せ処理により、分解性はさらに向上した。脱気水ではアルカリ処理とほぼ同様の促進効果が認められた。オゾンでは増大効果は認められず、むしろ阻害された。バガス中のADF及びADL(酸溶媒処理リグニン)量は、Coriolus versicolorによる発酵処理で著しく減少した。この分解性の増大は、走査型電子顕微鏡観察でも認められた。